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チル鋳物

チル鋳物について

日東タペットを特徴づけるチル鋳物について紹介します
型に組み込まれた冷し金

型につくられた湯道を通った熱湯は、冷やし金のある個所に流れ、接触し、その温度差により急冷されます(チル化)
チル化された組織の拡大写真

白い部分が炭化物。チル化された事により通常の組織よりも白い部分が多くなっています

チル鋳物とは

何らかの方法により鋳物の組織内部に炭素化合物を増加させることをチル化と言う。チル化された鋳物をチル鋳物と呼ぶ。チル化の程度を調節することによって、硬さ等製品の物理的性質を用途に適したものにする事ができる。

チル鋳物の特徴

耐摩耗性と圧縮の強さに優れている。当社の主力製品であるタペットは、エンジン内部で極めて長い時間にわたり他部品との接触を繰り返す為、耐摩耗性において厳しい条件が課せられる。従い、製品の接触する部分をチル化することにより、満足する状態に仕上げられるのである。他のチル鋳物による製品例としてはカムシャフト、圧延ロール、鉄道用車輪などが上げられる。

チル化のプロセス

チル化を要求される部分の組織を急冷する。当社においては冷し金を用いてこのプロセスを行っている。また、化学成分の配合を変えチル化の程度を調節し用途に適した製品に仕上げている。
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